【美容室・店舗の内装】坪単価の平均とお見積りについて

      2017/06/14

美容室や店舗の内装、運営にあたってやはり一番気になるのがお金のことでしょう。

手持ち資金で開業できるのであればもちろんそれでよいですが、設備費などに多額のお金がかかる美容室の場合は、融資なども検討することがあります。

美容室内装の見積もり

さて今回はそんなお金の話です。

坪単価の考え方と適正金額について

マンションや土地を購入するときにしばしば坪(つぼ)単価◯円という言葉を聞いたことがあると思います。例えば港区あたりの高級地ですと1坪400万円といった場所もあります。

実はこの坪単価の考え方は、美容室などの内装を含めた住宅ビジネスでは共通的な表現になります。

ちなみに 1坪 = 約 3.3 ㎡ (3.30578 ㎡)で計算します。

10坪であれば33㎡ といった考え方です。

美容室の場合は坪あたりの金額はデザインや材質で異なる

土地であれば、坪当たりの金額は明瞭に決まっていますが、美容室の場合はそうはいきません。使う素材だったり、デザインの複雑さ、材質によって全く料金が異なります。

例えば同じ坪数でも、フローリングの場合もリアルフローリング、塩ビのものでは金額に大きな差がでます。壁、クロス、塗装仕上げに対してタイル仕上げ、ウッド貼りなどの場合本物の素材を使うか、

もちろん内装業者によっても金額が違うため、一概に同じデザインでも見積もりが違ってくることがあります。

よって坪いくらで美容室の内装が出来る、というのは一言では表せません。

坪単価を構成するのは内装工事と設備工事

内装工事費は大きく分けると①内装工事と②設備工事に分けることができます。

設備工事とは、空調や給排水、ガス、電気工事を指します。それ以外は内装工事と言います。通常の内装工事の場合、②設備工事が全体の内装工事に占める割合は30%程度ですが、美容室の場合は、給排水や衛生設備工事が多いので50%程度になります。

美容室の平均的な相場は坪単価30万〜60万円

ただしよほどゴージャスな内装でない限りはざっくりとした相場は決まっています。金額は1坪あたり30万円〜50万円くらいが内装工事の相場になります。

Largoが受けてきたお客様の平均はざっくりですが、40万円/坪ほどとなります。

坪単価とグレードの関係

①20〜35万円/坪 → 中級
②35〜50万円/坪 → 高級
③50〜万円/坪 → とても高級

①の場合は床の仕上げはビニールタイル、壁の仕上げはビニールクロスなど、樹脂の安価なモノが中心となります。あとは同じビニールタイルでも素材感の優れたものを選べば工夫次第で高級感を出すこともできます。

②の場合は、床の仕上げにはタイルを使うことが可能になります。また壁についてもそれなりにこだわった素材を選ぶことができるでしょう。また、空調を隠したり、間接照明を多用するなど、デザインとして美しい空間を作ることができます。

③の場合は、床や壁に天然素材(例えば大理石や御影石)など最高級の素材を使うことも可能になってきます。また、デザインはもちろん、使用する装飾についてもお店独自のイメージを打ち出すことができるでしょう。

坪数が広いほうが、工事自体のスケールメリットは作りやすい

実は坪単価はスケールメリットがあります。

例えば、10坪で500万円の内装費が、20坪で1000万になるかというと、そうではありません。

資材も発注量が増えれば単価を抑えることもできますし、人工(にんく)と呼ばれる職人さんの稼動日についても、10坪だと3日かかり、20坪だと5日で仕上げられる場合もあります。(人件費が▼1日分カットできます)

同様に10坪でも1日、20坪でも1日という場合は作業量としては違えどコストは同じ場合もあります。

美容室の内装デザインの事例

相場はわかったけど、坪単価を抑える方法は?

「なんとなく単価はわかったけれど…」「もう少し抑えるにはどうすれば?」そんな場合はコチラもチェックしてみましょう。

内装費用を抑えるためのコツをプロの視点から書いています。

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美容室や店舗の内装費用を安く抑える方法<前編>

あなたのお店の坪単価、結局は「百聞は一見にしかず」

お金のことは美容室・店舗の開業において最も気になるところ。今回かなりざっくりと坪単価について記載してきました。

しかし正直なところ、私どもとしては、インターネットで一括見積もりや内装の坪数単価など調べるのもよいとは思うのですが、結局は「百聞は一見にしかず」かと思います。

特に一括見積もりはデメリットが多く、やるだけ無駄な事が多いです。理由はこちらを読んで見てください。

「一括見積もりって実際どうなんでしょうか?」内装のプロがお答えします。

実地調査、具体的な資材、建物の特性などを総合的に見てみないときちんと単価はわからないのです。

見積もりはどんな業者でも費用はかかりません。是非どんどん実際に見積もりをとってみることをおすすめします。

Largoでもお見積りのご依頼をお待ちしています

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