<物件選びの鉄則>美容室編

      2016/04/04

店舗を開業することが決まったら、自分の描く理想の店舗のデザインを思い浮かべると思います。「壁の色はどうしよう」「エントランスには観葉植物を飾りたい」など想像すれば希望は尽きないものです。

美容室の内装デザイン

もちろん店舗のデザインを想像し、それに近い物件を探すことは間違ったことではありません。しかし実はデザインを考える前に、店舗選びでは重要なことがあります。

デザインを考える、その前に「設備」が重要

まず第一に頭に入れておかなければならないこと。それは設備です。基礎設備が整っていなければお店を開店することが出来ません。どれだけ気に入った物件でも、設備が整っていないがために諦めなければならないことが実は非常に多くあります。

事業に必要な電気、ガス、給排水がそれぞれ自分のお店の必要スペックに対して足りているかを、施工まで一貫して仕事を受けている内装設計会社に実際来てもらい調査をしてもらわなければなりません。

美容室(ヘアサロン)の場合

美容室(ヘアサロン)を開店するのにあたり次の2つが非常に重要なポイントになります。それは

①シャンプー用のお湯の熱源の確保
②ドライヤー用の電気容量の確保

です。

まずは①シャンプー用のお湯の熱源から見ていきますが、実はシャンプー用のお湯の熱源には「ガス」「電気」を利用する2種類の方法があるのです。では、それぞれの特徴を書いていきます。

A. ガスの場合 -ガスの種類を覚えておこう

こちらは一般的な住居でも同様ですが、ガスには「都市ガス」と「プロパン(LP)ガス」という2種類があります。都市ガスは、道路の下にガスが通る管があり、そこからガスメーターを経て物件に供給されます。

一方でプロパンガスはガスが詰まったボンベを物件まで業者に都度配送してもらい、それを備蓄して使用してく方法です。

一般的に都市ガスの方がプロパンガスより約50%~75%程安くなりますので、都市ガスを優先的に選択した方がランニングコストはお得ということになります。

都市ガスが無かったらどうする?

都市ガスがない場合はプロパンガスを選択するしかないのですが、プロパンガスは都市ガスと違って、業者によってガス料金をを各々設定出来る為、数業者の料金を比較して業者を選ぶ必要があります。

また、配管工事費や給湯器をサービスで無償提供してくれる業者も数多くあるので、契約前には必ずこの2点を交渉することは忘れないようにしてください。

工事費について

物件によって配管工事費は異なりますが、この2点を無償提供してもらうだけでも30~40万程初期費用に違いが出ます。事業立ち上げスタート時は資金的にも苦しい時。そんな時にこの30万円は大変大きいと思います。是非覚えておいてください。

B. 電気の場合

 

 

②ドライヤー用の熱源について

 

最後に

 

 

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