美容室や店舗の内装費用を安く抑える方法<後編>

      2017/06/14

前編では、美容室や店舗の内装をコストダウンする鍵は「内装業者選び」にあると説明しました。

美容室や店舗の内装費用を安く抑える方法<前編>

後編では、また違った視点からコストダウンを実現する方法を説明したいと思います。

ポイントを絞った「デザインとインテリアコーディネートの合わせ技」で内装費用を抑える

美容室の内装といえば豪華なイメージがありますが、お金を掛ければデザイン的には良いものが出来るのは当たり前のことです。

しかし、そこで一番初めに問題になるのが、予算と理想が合わないということです。大抵の場合、理想と予算が相容れないものです。

しかし心配する必要はありません。これはお店造りをする上で誰もが通る道なのです。

ただし、いかに限られた予算内でお客さんの要望を満たし、カッコイイ、素敵だと思える空間を作れるかが私達の腕の見せ所ですから。

おしゃれなヘアサロンのデザイン

全体を飾る必要はない。ポイントで見せ場を作れば充分

お店というのは的を絞り、ポイントで見せ所を作っていくだけでも十分カッコイイ空間は出来るのです。そこにはプロならではのテクニックが隠されています。

数カ所に絞った見せ所には木やタイルといった様な本物の材料を使用し素材感を出していきます。

リアルウッドを使用した美容室の内装デザイン

ただその素材を全ての壁に使用してしまうと、逆にお金を掛けた素材が引き立たなくなってしまうので、その周りは塗装やクロスといった様なオーソドックスな仕上げ材で十分なのです。

空間にはメリハリがあれば、安っぽさは出ない

空間にはメリハリが必要ということです。そこに空間のコンセプトにマッチした小物や額などをディスプレイをするだけで、一気にその壁もデザインされた壁に変貌します。

Largoが実際に手がけた美容室の事例をご紹介します。

こちら、デザインタイルを使用し、無垢の木で備品収納用のドアをつけることでデザイン性を高めていますが、壁はシンプルな作りです。

ディスプレイでデザインを工夫

しかしここにタッセル付きのカーテンを掛けて、アンティークなテイストのアイテムを配置するだけでいかがでしょうか?

何の変哲もない壁が一気に雰囲気あるスペースに変身しました。

IMG_3245

要するに一番コスト的に安価な仕上げ材を使用しても、周りとのバランスを考え、且つディスプレイを工夫するだけでカバー出来てしまうのです。

ちゃんと素敵に仕上がるか不安…そんな方へ私達が出来ること

内装施工費を安く抑えるのはいいけれど、ちゃんと素敵に仕上がるのか…そういった不安を持たれた方もいるでしょう。

そこで私達が美容室や店舗の内装費用を安く抑えるためにやっていることがあります。

CGやパースを丁寧に作り、徹底的に「見える化」に努める

私たちの商売は目に見えないモノをお客様に購入して頂く商売です。

こちらがいくら言葉で丁寧に説明したとしても、お客様の頭の中では漠然的にしかイメージが出来ていないのがほとんどだと思います。

そこで私たちはCG(パース)はもちろんのこと、他店で実際に使用した施工例や実物のサンプルなどを駆使し、お客様に具体的なイメージを持って頂くことを非常に大切にしています。

立川のヘアサロンの例

これがLargoで作成したCGです。

使用するアイテムの一つ一つやインテリアのイメージが浮かぶのではないでしょうか?

こうやってCG(パース)を丁寧に準備して、お客様と共有すれば、具体的なコスト削減のための施工アイデアも自然と生まれてきます。

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こちらが実際の店舗の写真

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いかがでしょうか?どちらがCG?と見間違えるほどでは(笑)

ご予算と合わなくて、デザインを変更することになったとして出したコスト削減案でも、「これなら!!」と心から納得して頂ける様に、見える化を心がけてコスト削減のためのご提案させて頂きます。

内装費用を安く抑えるためにやることまとめ

全体をゴージャスに仕上げる予算が無くても、ポイントでその美容室や店舗の顔となるスペースを作れば、充分素敵なデザインが出来上がるということです。

そのためのスペース作りに必要なのは、ディスプレイのセンス、しいては内装業者の持つ感性と経験ということになります。

サロンの内装にはメリハリを付けて、コストをカットするところはカットし、その分ディスプレイで飾ってあげれば素敵なデザインが出来上がります。

またCGやパースでしっかりとイメージを作っておけば、内装施工のコストをどこで落とせるかもアイデアが浮かびますね。

予算が合わないと一度諦めてしまった方も是非ご相談くださいね。

内装デザインのlargoのバナー

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