騒音、仕様変更…美容室の内装が決まったらこんなトラブルに気をつけて

      2016/08/03

内装工事でよくあるトラブルとその防止方法

物件の契約も無事完了して、内装の工事に取り掛かった際に、思わぬトラブルに見舞われることがあります。

これまでもB工事の費用が莫大になるといった例などストアデザインでは多くのトラブル事例をご紹介してきましたが、今回はまた新たな2つのトラブルについてご紹介します。

① 工事開始からトラブルになりやすいのが「騒音問題」

美容室内装の苦情

内装工事が簡易な場合はよいのですが、大掛かりな工事となってしまいますと期間も1.5ヶ月頃かかってきます。その工事期間中はどうしても工事の音が発生してしまいます。

そうなってくると、自分の入るテナントの上階や下の階の人からクレームがくる可能性が非常に大きいです。特に困るのが1Fテナントで2F以上に住居がある場合、またリラックス・マッサージなど静音環境を求められる店舗などが入っている場合です。

対策

騒音が発生することがわかっている場合は、事前にトラブルが発生する可能性を減らすために、近隣の住民や、同じビルに入居している店舗や、住民にご挨拶とお詫びを行うことが必須です。

業者の中には紙1枚を投函して、工事のお知らせのような形で通達してくる場合もありますが、これほど身勝手に感じられることはありません。特に騒音の影響が大きい場所については必ず直接伺うことが必要です。

良い関係性を築いておくことでトラブルも減りますし、近隣の人にとっては最も近い美容室や飲食店になるわけですから、将来お客様として来店してくれる可能性も非常に高いと言えるでしょう。

② 工事中に変更したいことが出たら、必ず内装工事業者(or設計市、デザイナー)を通して

美容室の内装業者

自分の店舗の内装が出来上がって行く様子は楽しく、また期待に溢れるものです。現場に経営者自身が通うことにもなるでしょう。

何度も現場見学を行うと、内装設備工事を行ってくれる職人さんとの会話も増えて仲良くなる事もあります。そんな時に、ちょっとした変更を提案されたり、依頼をしたりすることも発生するかもしれません。

しかし、ここで自分の判断で変更を許可したりお願いしてはいけません。

ここで設計士や大元の内装業者さんに確認をとらないと、もしかしたら何かの問題を避けるために意図的にそうしていたものを変更した場合、トラブルになりかねません。

対策

そのようなトラブルを防ぐためには、もし小さな変更を提案されたり、何かを依頼する場合は、必ず設計を行うデザイナーや設計士、もしくは発注先である内装業者を通し、相談することが重要です。

「現場の職人さんから提案があったんですが、どうでしょうか?」と聞いてみてください。

内装工事には大きなお金が動きますから、お金のトラブルは極力避けられるように注意しなければいけません。

最後に

ただでさえ内装の工事には、たくさんの費用がかかります。騒音苦情のトラブルや急な仕様変更などでコストアップすることは極力避けられるように気をつけてください。

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