美容室・飲食・カフェなど、独立開業にかかる費用の相場は?
2017/11/08
Largoでは美容室、飲食、カフェはもちろん、居酒屋、ネイルサロン、塾、オフィスなど多岐にわたって内装のデザイン及び施工をサポートしてきました。
また、独立開業にあたって多くの方からご相談いただく内容が「どのくらいお金がかかるの?」「相場は?」という金銭的なもの。
もちろん業種によってそれぞれ最初に必要となる資金も全く異なります。そこで今回はデザイン以外の要素も含めた総額でかかるお金の一例をお伝えします。
どんな業種でもかかる費用
まずはじめにどんな業種でもかかるお金をまとめてみたいと思います。
①テナント・物件にかかる費用
飲食店やサロンであればもちろんのこと、オフィスなどであっても事務所などの物件を用意する必要があるでしょう。美容室や飲食店などは特に内装のセンスが売上に直結しているため、多くの費用が必要になります。
②設備にかかる費用
美容室であればシャンプー台など専用の施術器具、飲食店であれば冷蔵庫や調理設備、オフィスであればレーザープリンター、病院や歯医者であれば治療器具など、業界や職種に応じて専用の設備が必要です。
③広告費などの販促費用
独立開業して店舗を構えればお客様がいきなり来てくれるわけではありません。自分のお店を宣伝する必要があります。簡単なものではチラシ、看板。その他インターネットを使ったGoogleなどのリスティング広告、ホームページなどにも費用がかかりそうです。
業種別に必要となる開業資金
カフェや喫茶店
相場:200万円〜1000万円
カフェはその他の事業に比べて比較的安く開業できます。調理器具などの用意にコストがかかりますが、店舗物件を居抜きで見つけることができれば初期費用を大きく抑えることができます。
居酒屋
相場:500万〜2000万
居酒屋などの飲食店は、カフェなどに比べて厨房器具などに大きなお金がかかります。お店の種類によっては排気の管理などをしっかり行なう必要があるためその分費用が大きくなりがちです。
サロン・医院・クリニック
相場:1000万円〜2億円
店舗サロンや医院なども種類によって差がありますが、施術用の専門機器が必要となる場合が多く、開業の費用は比較的大きくなるでしょう。
美容室
相場:500万円〜2000万円
Largoでも多く手がけている美容室。坪当たりの金額は40万円程度だとすると10坪で400万円くらいからスタートです。こちらも居抜き物件を利用したり、中古の設備器具を購入するなど工夫することで安く抑えることもできるはずです。
塾
相場:100万円〜1000万円
塾はテナントがあれば、多くの場合、内装にこだわる必要はありません。多くの塾はカーペット敷でパーテーションなどオフィス用具を上手に使って経営しています。また専門機器なども必要ないため比較的安く始めることができるでしょう。教育事業は設備費よりも人件費と集客が課題となります。
税理士・行政書士など
相場:数十万円〜300万円
税理士や行政書士、社労士などは資格とパソコンがあれば自宅で開業することもできるため、それほど初期費用はかかりません。多くの方が自宅や小さなスモールオフィスを利用しています。