美容室や店舗の内装費用を安く抑える方法<前編>

      2017/06/14

今回ご紹介するのは美容室や飲食店、店舗などを運営される方が最も気になる「コストダウン」のお話です。

開業→内装をすることが決まれば、「どの箇所にどのくらいのコストをかけるか」、客単価と来客数を計算して、「どのくらいの期間で回収できるか」など考えることがたくさんあります。

そこで今回は理想の美容室・飲食店などを実現するにあたって、知っておきたいコストダウンの方法を、前編、後編に分けて、プロの目線でお伝えしたいと思います。

美容室、飲食店の内装見積もりが安い

目次

①内装業者の選び方でコストが変わる?—-分離発注と一括発注

②相見積もりでコストが変わる?! 

③その他の裏技でコストを落とす

続きは後編

① 内装業者の選び方でコストが変わる?!

まず店舗の内装コストを抑えるにあたって、何よりも重要なのが業者選びです。数業者に相見積もりをとるのは当たり前ですが、どのタイプの業者に依頼するのかでコストは大きく変わってきます。

ところで内装業者には実は大きく分けて2種類あるのをご存知でしょうか?

<設計デザイン  or 施工のみをそれぞれ行う業者>と、<全て一貫して行う業者>の2種類がある

世の中の内装デザインと言われる業者の中には、①設計デザイン or 施工のみを請け負う業者と、②設計デザインから施工まで全て一貫して請け負う業者があります。

前者の設計デザインしか受けない業者は、施工は行わないので別の施工業者に工事依頼をしなければなりません。

デザイン業者

実はこの方法はコスト面とスケジュール面にデメリットが多いのです。

まずデザインを専門としていることからデザイン料が高くなりがちなこと、そして施工業者には外注のような形で発注するため、施工の金額も高くなりがちです。

スケジュールについては、デザイン案出し→決定→施工業者に別途発注、という流れになるため、実際に工事に取り掛かるまでの時間が長く、スケジュール的にも大幅なロスが生まれてしまいます。

デザイン&施工を一貫して請け負う会社のメリットは、なんといっても「安さ」「早さ」

設計デザイン施工まで一貫して受ける業者は設計から施工まで自社の自前で完了させる為、スピード感がありスケジュールを短縮しやすく、更にデザイン料を込みでやってくれる業者もあるのでコストが前者より大幅に下がります。

内装デザイン美容室の写真

デザイン&施工を一貫して行う業者は「連携プレーに強い」

また、店舗造りというのは必ず工事の途中で変更がつきものです。

その変更に対してすぐに対応してくれて、現場に落とし込んでくれるのも、工事を自前で受けている業者ならではの連携プレーです。

美容室の内装業者

デザインとはコストとのバランスがとれていなければならないので、実際の施工の事も考えながらデザイン設計してくれる業者を選ぶことがコストダウンへの早道です。

一方でデザインを行う業者と、施工業者が別の場合は、再度デザインを行う業者に変更依頼を出して、それを施工業者に伝えなければなりません。

デザイン業者が、デザインを修正した際にどのくらいコストアップするのかという感覚もしっかり持っていればいいですが、それがない場合は予算をオーバーしてしまうリスクもあり、その場合は結果的に時間もコストもかかってしまいます。

知っ得!よくある間違いに注意

よく色々なウェブサイトで「デザインにこだわりたい人はデザインと施工を分けた方が良い」などと書いてあるのを目にしますが、これは大きな間違いです。

施工まで一括して受ける会社でも、デザイン的にはデザイン専門の業者に引けをとらない提案をしてくれます。

これは一貫して行う業者なのか、それともデザインを専業で行う業者なのかの違いではなく、選ぶ業者の「経験やセンス、提案力」の問題と言えるでしょう。

美容室の内装デザイン

だからこそ、業者の施工事例やポートフォリオをしっかりと見て、どういうイメージにしたいのかを自分でチェックする必要があります。

LARGOの施工事例はこちらからご覧いただけます。

さらに「分離発注」と「一括発注」について知りたい場合はこちらの記事もご参考に。

関連記事:「安いから」それだけで選んで大丈夫?正しい内装業者の選び方

②相見積もりでコストが変わる?

不動産オーナー

美容室や飲食店、物販に限らず店舗の内装施工を考えた時に、相見積もりをとらないのはありえません。

限られた1社のみからの見積もりだけでは、各内装工事項目が適正な価格なのかについて比較対象が無いため、全く検討することができないからです。

その他にも、相場を把握できる、業者の対応や特徴を比較できるなど、手間な事以外は全てメリットです。

「見積もりに疑問を感じたら?」他社で相見積もりを取る前に覚えておきたいこと

実は…当社LARGOも「相見積もり」を取っています

相見積もりを取っているのは実はお客様だけではないのです。

私達も最終的なお客様のコストを抑えるべく、相見積もりを取っています。

当社が相見積もりを取る理由は、当社の作業を請け負う協力施工会社に対して、競争意識が芽生えさせ、常にローコストな適正価格をお客様に提供出来るようにするためです。

小さな工事項目や工事金額に関わらず、2~3社の相見積もりをとり、最も安い工事業社を選定するようにしています。

また、常に協力施工会社を募集しているので、施工会社の層の厚さも当社の誇れるポイントの一つ。

もちろん、それにより質が落ちることは有りえません。

LARGOの施工事例を是非見てみてください。

美容室やヘアサロン、飲食店の内装デザインを手がける 株式会社 Largo I バランスをデザインする会社

その他、施工費用を落とす裏ワザ

もちろん業者選びで施工費を落とすというのは基本として、それ以外の部分で安く抑える方法も知っておきたいものです。

デザインや品質は妥協したくない、そんな時に費用を抑えるもっとも大きなポイントが「中古器具」や「在庫余り品」「新古品」を使うという方法。

セット椅子やシャンプー台は数が増えると金額も無視できません。

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美容室の内装費用を安く抑えるコツは「中古器具を探すこと」

最後に

コストダウンの第一歩はまずは業者選びから。

デザインや施工だけを行う業者を選ぶのか、一貫して行ってくれる業者を選ぶのかはコストの観点からも非常に重要な決定になります。

Largoはデザイン&施工を一貫して行っていますので、納期とコストを最適化するためのご提案ができます。

そしてもちろん相見積もりもお忘れなく!

内装費用を抑える方法 – 後編はこちらより

美容室や店舗の内装費用を安く抑える方法<後編>

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