まだ諦めないで!オフィス物件を美容室に内装工事をして開業する裏ワザとは?

      2016/04/09

オフィス物件は、1,物件の流通数が多い、2,街の中心にあることが多い、3,必要なガス、給排水、電気設備などが整っている、4,原状回復されている物件が多い などの理由から、美容室として開業しやすい物件であることはご紹介しました。

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しかし立地、価格など理想のオフィス物件が見つかったとしても、テナント内に給排水設備がなかったり、ガス設備が無いなどの理由で、美容室として物件を借りるのを諦めた経験を持つ方は少なくないかと思います。

そんな時に諦めるのは勿体ない!そこで今回は「オフィス物件を美容室として内装→開業する裏ワザ」について紹介してみたいと思います。

オフィス物件を美容室として借りる為の裏技

美容室をオフィス物件で内装

「○○が無い以外は最高の条件なんだけどなあ・・・どうしよう」。 ここで諦めてしまうと格安、好条件な物件とは一生出会えません。テナント内に必要設備が無くても、可能性はまだ残されているのです。例えば以下のようなケースです。

①テナント内に排水管がない。

美容室の排水管

一見するとそれだけで諦めそうなのがテナント内に排水管が無い場合。美容室にとっては致命的ですが、実はこれも手段が残されています。

例えば、共用部にあるトイレから排水をもってくる方法、外壁に面する壁に排水管用の穴を明け、外部の排水管につなぎ込む方法、ひとつ下の階の天井裏に排水をコア抜きし、ビル全体の縦に通っている排水管に結び込むなど、やり方は物件によって様々ですが手段は残されています。

②テナント内にガスがない

美容室に必要なガスボンベ

ビル自体にガス管がない場合は引き込みから必要になりますが、それでも格安なオフィス物件を借りられることを考えると、長い目で見るとお得になることが多いです。

また、ガスの代わりに貯湯式の電気温水器を使う方法も残されています。動力という種類の電気を大量の使うのですが、もしビルにその必要容量の動力が余っていたらガスを使用しないでシャワーのお湯を確保できるのです。

③テナント用の給水管の口径が13mmしかない

給水管が13mmというのは家庭に引き込まれている口径と同じです。13mmですとシャンプー台はせいぜい1台しか設置出来ません。

この条件で仮にシャンプー台を2台以上設置したいとなると、水量と水圧が足りず美容室は不可能という判断になってしまいます。しかし、水量を確保する為に水を貯めるポンプを設置し、且つ水圧を確保する為に圧送ポンプを設置すれば、実は簡単に問題は解決されます。

④電気容量が足りない

美容室で必要な電気電源

美容室には電灯と動力という2種類の電源が基本的に必要になります。ただその両方が必要容量を確保出来ない場合も多々あります。

その場合、ケース②でもふれましたが、ビル全体の電気容量をビル管理会社もしくは電気主任技術者というビルが契約している電気保安のための責任者に調べてもらい、余裕があるなら幹線の引き換えをしてしまえば、電気容量は必要分確保出来てしまいます。

また、照明関係を全てLEDにしたり、ドライヤーを1席で1台専用に使用するのではなく、2席で1台を使う様に使用制限をかけてしまい、電気容量を減らすのも有効な手段の一つです。

⑤設備も全て整っているが、面積が広すぎる

美容室の広いオフィス

よくあるパターンです。これは不動産屋の方に頑張ってもらうしかないのですが、テナントを2つに割ってもらい、片方を借りるという方法があります。

これはほとんどの場合許可されませんが、ビルオーナーによっては空きの状態を少しでもなくしたいという心理が働きますので、まれに承認されるケースがあります。

最後に

いかがでしょうか?くせっかく自分の理想の美容室にあった物件があったのであれば、設備を理由に諦めたくない、そんな時は是非、内装のデザインと合わせて設備や物件の知識が豊富な内装業者に相談してみてください。

原宿の内装デザインはLargo

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